英語の勉強、何から始めればいい?初心者におすすめの黄金ルート

こんにちは、英語コーチの江利子です。

大人になってから、また英語を勉強したいという人は多いと思いますが、初心者の方からは「何から手をつければ良いか、分からない」という声をよく聞きます。

結論から申しますと、最初にやるべき学習は「単語」です!

スタディサプリの講師である関 正生 先生が、ご自身の著書『世界一わかりやすい英語の勉強法』の中で、

「単語 → 文法・リーディング → リスニング → ライティング・スピーキングの順に勉強するのが一番効率がいい!」

と書いていらっしゃいますが、私はこの順番はとても理にかなっていると思います。

目次

まずは、インプットから

1.単語

「単語」の学習が一番最初にくるのは、それが文を作るための部品のようなものだからです。部品が無ければ何も組み立てられません。まずは、ある程度の部品を集める必要があります。

単語を覚えるのは苦手という人は多いと思います。でも、それはあなたの能力の問題ではなく、人間の脳は忘れるようにできているので、気にしなくて大丈夫です。「忘れたらまた覚える」を繰り返すのみです!

最初から欲張らず、覚えやすい単語から覚えていきましょう。アプリなどを使って、ゲーム感覚で覚えるというのも良いですね。

2.文法

文を作るには、単語がどのように配置されるべきか、または、変化するのか、などのルールを知らなくてはなりません。

中学で英語の文法が嫌いだった、という人はこれらのルールを覚えるのが苦手だったかもしれませんね。

大人に向けた中学英語の文法を簡潔にまとめたテキストも出ていますので、そうしたものを手にしてみてはどうでしょう。当時は難解だったことも、年齢を重ねてから読んでみると、意外と理解できるものです。

3.リーディング

最初は、「英語を読む」といっても、難しいと感じるかもしれませんが、徐々に英語の文章に慣れていきましょう。最初から全部わからなくても大丈夫です。

1日10分でも15分でも良いので、英文を読むようにすると、学習した文法がどのように使われているかを認識できるようになります。

『ラダーシリーズ』などの学習者のレベル別に書かれた英語の本が出版されていますので、自分が楽に読めそうなものから始めましょう。

4.リスニング

文字を読んで意味が取れるようになったら、今度は、文字に頼らず音だけで意味を理解する訓練をします。

よく、「見れば分かるけど、聞いただけだと分からない」ということがあると思いますが、それは当然のことです。

なぜなら、英語は音がつながったり、変化するので、文字通りに発音されないからです。

最初は短いフレーズを何度も聞いて、書いてあることと、実際の音との違いに気づくことから始めてください。

私のおすすめは洋楽です。好きな曲の歌詞を見ながら、一緒に歌うのは楽しいですよ!

次のステップ、アウトプット

十分なインプットができてきたら、次はアウトプット、つまり「ライティング」と「スピーキング」に進みましょう。

5.ライティング

まずは、「書く」練習から始めるのがオススメです。

例えば、短くても良いので、簡単な日記を英語で書いてみると良いでしょう。

ゆっくりと考えながら、それまでインプットしてきた英語をアウトプットするのに良い練習になります。

6.スピーキング

最後のステップがスピーキングです。

ライティングは時間をかけても構いませんが、スピーキングは瞬発力が必要とされます。

頭に浮かんだ概念を瞬時に英語にして、口から出さなくてはなりません。

ひとりごとや実況中継を英語でしてみるのも良いですが、私のおすすめは、「瞬間英作文」です。

瞬間英作文のテキストを使えば、自分で言う事を考えなくても良いので、効率的に英語を口から出す訓練ができます。

まとめ:順番を知っていれば、迷わない

英語初心者の中には、「どこから始めればいいの?」「どう進めればいいの?」というところで悩んでしまい、一歩を踏み出せない方も多くいます。

でも、今回ご紹介したように、

単語 → 文法 → リーディング → リスニング → ライティング・スピーキング

という順番を意識すれば、英語の勉強は効率よく進められます。

但し、一つのパートを完璧に終えてからでないと、次のパートに進めないというものではありません。

文法に関しては、ある程度学習すれば終えても大丈夫ですが、単語は常にボキャブラリーを増やしていく必要がありますし、リーディング以降のパートも継続していくことが重要です。

それぞれの段階の学習方法については、別の機会にもう少し詳しくご紹介したいと思います。

まずは、「単語」から始めてみてください。

焦らず、少しずつ、あなたの中の英語を育てていきましょう!

最後までお読みいただき、ありがとうございます。


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