こんにちは。未来志向の大人世代を応援する、英語コーチの江利子です。
突然ですが、「掘った芋イジるな!」って聞いた事ありますか?
外国人にそう言ったら時間を教えてもらえるか?というフレーズで、私が若い頃に流行りました(笑)
どうでしょう、
“What time is it now?”
に聞こえるでしょうか?
言い方にもよると思いますが、カタカナ英語で
「ホワット タイム イズ イット ナウ?」と言うよりも
「掘った芋イジるな!」と勢いよく言った方が、英語のリズムに近いかもしれません!
この例はちょっと極端ですが、文字で書かれた英語とネイティブの発音にはギャップがあります。
文字を見ればわかるのに、音だけだと理解できない
例えば英語の歌を聴いている時に、何言ってるのか全然分からないと思っていたのに、
歌詞カードを見ると、
「な〜んだ、こんな簡単なことを言っていたのか!」
と思うことはありませんか?
書いてある英文は理解できるのに、音だけだと理解できないという現象はなぜ起きるのでしょう?
そこには、ネイティブの発音が文字通りではないことに原因があります。
彼らは言いやすいように音を変化させているのです。
そのため、文字にはあるのに、音は消えていたり、繋がっていたり、変わっていたりします。
自分で言えることは、聞き取れる
では、何をすればそのようなネイティブの発音が聞き取れるようになるのでしょうか?
リスニング力を上げるための効果的な訓練の一つが、シャドーイングです。
これは、ネイティブが話す文章を追いかけるようにして真似していくトレーニングですが、
今日私がオススメしたいのは、英語の歌を真似して歌うことです。
私は中学生の時に Godiego の大ファンでした。
ボーカルのタケカワさんが歌う英語の歌を、
彼と同じように歌えるようになりたい一心で
歌詞カードを見ながら、レコードからカセットテープにダビングした音源を
歌っては巻き戻し、歌っては巻き戻しを繰り返して練習しました。
その時に気づいたのですが、歌詞の文字と比べて
「明らかに音が違う」という箇所がいくつかあったのです。

例えば、Godiego の曲で有名な『Monkey Magic』の歌詞で
“With a little bit of monkey magic” という一節。
liitle bit of は、「リトル ビット オブ」ではなく、
「リルビードーヴ」のように発音されます。
そこに気づいて、自分でそのように発音できるようになれば、
「リルビードーヴ」と聞いた時に ”little bit of” だと認識できるようになります。
原理としてはシャドーイングと同じで、自分の好きな歌手を真似して、同じように歌えるようになるまで練習するのです。
こうして、書かれた英語とネイティブが話す英語のギャップを埋めていきます。
おわりに
去る8月26日、Taylor Swift と 米プロフットボールリーグの選手 Travis Kelce が婚約を発表しました。
インスタグラムには、
”Your English teacher and your gym teacher are getting married”
「あなたの英語の先生と体育の先生が結婚するよ」と投稿(カワイイ!)。
以前、Eテレの『#バズ英語』という番組で、コロンビア大学病院の加藤友朗医師がゲスト出演した時に、
Taylor Swift の曲は英語の勉強になると言っていました。
ニューヨーク在住の加藤医師にとっても、Taylor は英語の先生なのですね。
あなたもご自分の大好きな英語の先生を探してみてください!
最後までお読みいただき、ありがとうございます
また、次のブログでお会いしましょう。

