正しい発音は相手への思いやり

こんにちは。未来志向の大人世代を応援する、英語コーチの江利子です。

以前、英語教室で子供達に教えていた時のことです。

レッスンはアメリカ人講師とペアで行っていたのですが、子供達は彼の発音を聴いて真似しているうちに、自然とネイティブのような発音を身につけていました。

特に幼稚園クラスの子たちはまだ日本語も習得段階なので、英語の音をそのまま耳コピできてしまいます。

言えることはまだ少ない子供達ですが、彼らが知っている単語を言えば、おそらく英語ネイティブは理解できるでしょう。

よく「子供は耳が良い」と言われますが、先入観に邪魔されることが無いために音を柔軟にキャッチできます。

目次

大人が気をつける点

大人は小さい子供と違い頭の中には既に多くの情報が詰まっている上に、柔軟性にも欠けます。

なので、特に英語初心者の方は、カタカナで日本語に存在する単語には注意が必要です。

こんな笑い話を聞いたことがないですか?

「飛行機の国際線に乗った時に、外国人の客室乗務員に ”coffee” と言ったのにcola が出てきた!」

「coffee」 を「コーヒー」と発音してしまうと、ネイティブには全く別のものに聞こえてしまいます。

以前、英語の勉強は何から始めれば良いかについてのブログを書きましたが、

https://bright-f-english.com/2025/07/02/golden-route/

最初に取り組むべきことは、単語の学習です。

その時に、正しい発音で単語を覚えることがとても重要になります。

最初に間違った音で覚えてしまうと、せっかく知っている単語を言っても相手に伝わらないという残念な結果になってしまいます。

それに、一度定着した発音を後から直すのも大変です。

発音記号は大人の武器

あなたは発音記号が読めますか?

私が中学生だった昭和50年代には英語の教科書に発音記号の表が載っていましたが、授業ではさらっと触れた程度だった気がします。

学校の授業ではあまり重要視されていなかったかもしれません。

余談ですが、今の中学の英語の教科書にはQRコードで発音を確認するものもあるそうです。

つまり、自分でQRコードを読み込まなくては正しい発音が確認できないので、その一手間をかけられるかどうかで、差が出ることは想像できます。

そもそも中学生にそれを自己責任でやらせるのもどうかと思いますが・・・

とにかく、そのような扱いをされる発音記号ですから、読めない人が多くても不思議ではありません。

「電子辞書やネットで調べれば音が聞けるから、発音記号なんて必要ない!」

という声が聞こえてきそうですが、耳で聞いただけでは正確に聞き取れない微妙な音が英語にはたくさん存在します。

話は戻りますが、大人の耳は小さい子の耳にはかないません。

それなら、大人の武器として発音記号を使わない手はないでしょう!

数はそれほど多くは無いので、一度発音記号の表をチェックしてみてください。

参考として三省堂のリンクを貼っておきます。

【参考】
https://dictionary.sanseido-publ.co.jp/vod/gcentury_ej4/gc4_pronunciation.pdf

おわりに

先日テレビで『ザ!鉄腕!DASH!!』を観ていると、なにわ男子の藤原くんがダッシュ村で稲刈りをしていました。

その時、一緒に作業をしていた福島のご年配の方々が彼に色々話しかけていたのですが、藤原くんは、その土地特有のイントネーションに戸惑っている様子でした(複数の人がいっぺんに話していたこともあるかもしれませんが)。

日本語で話していても、少しの音の違いでそのようなことが起こるので、外国語を話す時にはなおさら発音には注意が必要です。

正しい発音で話せば、聞き手に余計なストレスを与えることもないので、結果的にそれは相手に対する思いやりになると思います。

相手に伝わってのコミュニケーションなので、英単語を覚える時には発音にも気をつけながら、英語学習を楽しみましょう。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

また、次のブログでお会いしましょう。

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